行政とボランティアの協働とは?

行政との協働について

かつての日本では収容動物のほとんどが生きるチャンスを奪われて当たり前のように殺処分されてきました。日本が殺処分王国と言われてきた所以です。今のように保健所に収容された犬・猫をボランティア団体(個人)に託す(委託譲渡・団体譲渡)事業はありませんでした。
そこを、ボランティア(団体・個人)が強く要望して、ボランティアを介して里親さんへつなげていく委託譲渡・団体譲渡事業への道を切り拓いてきたわけです。正直、ボランティア側にも相当の覚悟がなければできないことでした。行政とボランティアとは縦の関係ではなく、どちらがどちらに諂うといった関係でもありません。立場の違いは違いとして、何とかして殺処分を減らしていこうという行政とボランティアとの協働体制です。立ち位置は川の両岸に例えればわかりやすいかもしれません。どちらかが妥協しないかぎり、決して同じ立ち位置に立てるものではないですが、川幅を狭くしたり、同じ方向を向くことはできます。また、どのようなボランティア活動にしても自主的に活動を選択して行うのが理想であり、それができるのがボランティア活動です。選択の自由の中で行っている私の活動は、これまでもこれからも一つでも多くの命(私の場合は猫)を救いたいと願う自分のためであり、私が見つめているのは命だけ。個人活動に切り替えて、より選択の自由の幅が広がったと感じています。【ねこのわ-なら】という命名には、限りのある個人の小さな力でも、そういう人が増えれば大きなエネルギーになるという思いを込めています。この活動自体が群れて行うという性質のものではなく日常的に一人でコツコツと動くことが多い。ただ、高齢者の私には人の助けが必要です。幸い数名の協力者と預かりボランティアさんたちが協力を申し出てくれました。その人たちに助けて頂きながら、自分に残された時間を細々と活動継続していきたいと考えています。今年も子猫シーズン真っ只中となりました。

これまで、どんなに忙しくても辛いとかしんどいとは感じなかったのは、愛おしい命と向き合って来れたからです。猫は日々、安らぎを与えてくれる存在です。危なっかしいとご心配をかけるかもしれませんが、もうしばらく見守って頂きますようお願い致します。              林

2020年04月05日